バイト上がりに
読んだメールの中身
それは君からの別れ話
いきなりでくらったよかなり
さよならの文字に戸惑うばかり
なぜ? その訳聞きたくて
ただ君に会いたくて
無我夢中で家まで走った
そこに君の姿はなかった
無理して借りた南の1DK
勢いのままで同棲生活
2人で過ごせるだけで贅沢
帰りが遅くても待っててくれた
とびきりの笑顔と料理で
うまくやってた似た者同士で
それが一体どうして?
大切な大切な物を失って
大切な大切な事に気づいた
少し広くなった部屋
心安らげる場所だったのは
君のやさしさがそこに
溢れていたから
あれから少しの時があって
考えた君の身になって
ちっともわかってなかった
女の20代がどんだけ重大かって
妻になってママになって
幸せ掴んでいく周りの中で
君は俺の追いかける
ただ身勝手な夢に付き合って
信じてるけれどいつになる?
最後まで口にしなかった本音
そっとその胸にしまい込んで
それに気づいてやれなかった
ずっと前だけ向いて走ってた
横に目をやれば
1人泣いてた君に
気づけたはずなのに
大切な大切な物を失って
大切な大切な事に気づいた
今に見とけばかりで
不安も拭ってやれてないなら
1人よがりの夢なんだってこと
男なんや湿っぽい話はなし
仲間うちじゃもう笑い話
女は星の数ほどいるし
なんて慰め聞きながら飲み明かし
はたからみりゃただの憂さ晴らし
過ぎたことと自分に
言い聞かし隠した
悲しみに震えてる魂
大切な人養える力
社会のいう真っ当な生き方
そんな生き方に変えたなら
君はまだ俺のそばにいたか?
すれ違ってった人生の歩み方
思い知った自分のうがいなさ
君のいない部屋で
また明ける朝
見つめ直す自分の生き様
大切な大切な物を失って
大切な大切な事に気づいた
ずっと叶えたかった想いは
もう2度と叶わない
追いかけてた夢の中では
いつも大切な君が
一緒だったから