頬を過ぎる潮風 君は黙ったるだけ
本当はその横顔 触れてみたいのに
口づけた気がしてた あれはそう、夢の中
現実の境界を 風がさらう
何気ない言葉で輝きだした日常
いつか見た映画みたいだね
季節が巡り巡っても 僕らをずっと待ってる
焦げたフィルムのような夏の香り
出会った日の空の青
覗いた君の瞳
きっと・・・
消せない予感がした
君の笑顔弾けた 夏色のレンズ越し
本当はもっと近くで 見つめたいのに
揺れる木々のざわめき 仲間の笑いあう声
一瞬の勇気 邪魔されて 今も言えない
覗いてみたいな 本当の君の気持ち
風の向きが変わる前に
理性に逆らうように 思いが強くなってく
太陽に焼かれた砂のように
瞼を閉じても出会う笑顔に意識遠くなる
真夏の空の下
手招く君と蜃気楼
短い季節の真ん中で 揺れた・・・
季節が巡り巡っても 僕らをずっと待ってる
焦げたフィルムのような夏の香り
疼いて消えない予感
覗いたレンズ 飛び越えて
その手を掴むから・・・