産声を奏で仰ぐその掌
何を求めるか 何も求めぬのか
誰とも解らぬ影を追い 彩の中で迷い子
「焦がれ」を騙し騙し続け 黒く焦げ付いた空白
夕凪の中揺れる心を見透かす様に
指先に触れたこの一片が今背を押した
舞い上がるその様に今何を見る
命の軌跡 その随に慥かに響いた声
嗚呼 込み上げ出ずる叫びの様に
鼓動はまだ脈を打つ 枯れる事なかれ
雨の音に紛れ込んだ騒めく心の音
耳を澄ませば独り歩き 置行堀
夢現で繋ぎ止めた一片の言の葉
咲き誇るその様は今何を問う
傷を舐め合えば楽になれど 巡り巡る「情ノ華」
嗚呼 命燃やす度に痛めど
鼓動はまだ脈を打つ 枯れる事なかれ
その身朽ち果てて枯れ散り消えど 残る香にまだ馳せる露
咲き誇るその様と今何を舞う
咲き誇るその様よ今何を想う
咲き誇るその様に今何を乞う
陽が透ける程の淡い命 巡り巡る「情ノ華」
嗚呼 声を上げて咽び泣く様に
鼓動はまだ脈を打つ 枯れる事なかれ
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