世界の果て
明日もしもこの世界が終わんなら
それは地獄なのかワンダーランド
誰一人も分からんなら
考える価値もないのか
さてさて 最後の晩餐は何にしようとか
呑気に言ってられないよな
気が触れずに笑えんのか
正直自信はないよな
それなら僕は行くよ
君の元へ行くよ
せめて僕の腕の中には君の 顔をうずめて
襲いかかるその終わりの
君の視界を覆い
ワンダーランドまでの 短い一秒だけ「さよなら」を
時が経つに連れて徐々に水底に
ゆっくりと沈んでいくかの
ように君の顔もおぼろげに
なっていってしまうのはなぜ
乗り違えたようで降りる駅を間違えたそんな僕らが
ワンダーランドで出逢うには
どの便に乗ればいいんだろう
どこで降りればいいんだろう
この世界の淵から
一、二の三で飛ぶから
「今だ」と叫んでよ 腕を振ってよ 力の限り
海風にかき消されない
波に飲み込まれない
一筋のあなたの 声を命の糸に結ぶよ
君の元へいくよ 必ずや向かうよ
君の姿形 色とか匂いのすべてなくとも
心配せずいてよ この世界で君を
見つけたのと同じようにたやすく たどり着くから
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