わたしはなぜここに居て
あいするすべも知らないで
救われる時を夢みて 生きていた
運命の鼓動に まかせて
柳の道を抜けて
自転車で帰った。
小さな出来事に
寄せては返す毎日に
あなたがそばにいて
わたしに光を与えてくれたから。
哲学者は夢をみる、
たったひとつのイデア(理想)に
虹の色より目眩く
その命 貫いた光に――力に
左岸に渡って
川沿いを歩いた。
小さなやさしさに
いつかは終わる毎日に
あなたに恋をして、
苦しさも受け止めること、決めたから。
You/SAVED/me.
―― 「足りないものなんてなにもない。」
小さな出来事が
いつかは終わる毎日が、
たしかにそばにいて、
わたしに光を与えて――ああ
あなたに恋をした。
苦しさも受け止めること、識ったから。
YOU/SAVED/ME.
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